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2024.07.03

帰ってきた!!カレンダー企画!!

帰ってきた!!カレンダー企画!!
麻友
  「でこぼこ通信第4弾は、藤岡麻友が担当しまーーす。」

えりか
 「よろしくっ。なになに、なにするん??お!!このタイトルということは……カレンダー!!!きたーーっっ。この企画は、2016年のでこぼこ通信以来の久しぶりの企画やねーーー!!」

友美 
 「まじか…この企画、ほんまにするん。。。覚悟ある???」

えりか 
 「ん?覚悟?なんで、友ちゃんそんな険しい顔になってるんですか??」

友美
 「それはねぇぇ、前作った時が大変だったから。それだけよ。」

えりか
 「なるほどぉ。当時の通信読み直そーっと。」

麻友
 「はい。私、藤岡麻友、覚悟を決めました!!なので、やりました。当時カレンダーのでこぼこ通信担当だった恵美ちゃんには、『まじか…がんばれ。』と苦い顔をされましたが…(;´・ω・)こんな顔されました。」

友美
 「せやろな。大変やってん。明け方までかかって、写真選んだ記憶がよみがえるわぁ。」
(でこぼこ通信 15 回公演の第3弾を見てみてね♬)

麻友
 「それは、聞いてたから知ってたんですが、前回作ってからもう 7年も経っている!!
その間に、公演は 7 回もしてるんです。ということは、皆様に見てもらえていないいい写真たちがゴロゴロ!!あるんですよ。眠らせていたら、もったいない!!」

えりか
 「公演7回ねぇ、まぁそら、7 年経ってるんだから、そらそうやん。」

麻友
 「あ。。。ま、そらそうなのは置いといて、たくさんいろんな写真があるから、最新のでこぼこの魅力を伝えるためにも!作りました。今回も、なかなかの力作です。自信作♪」

えりか
 「え?もうカレンダーの写真決まったの??今さっき、当時の通信読んだけど……恵美ちゃんは選ぶまでで、一つの通信が出来上がるくらい大変そうやったで。」

麻友
 「そうなんです。写真、もう決まったんです。だいぶ助けてもらいました。正確には、ほとんど全部助けてもらった、です。」

友美
 「ほんまそれやわ。フタを開けてみたら、麻友ちゃんの選んでるのはいい写真を除外してたり、選んでる範囲が限定的やったりしたもん。過去アルバムも出してきてないし。」

麻友
 「はい、おっしゃる通りです。」

友美
 「『これはーー?あれは?あ!あれもあるやん!これならこっちのほうが良くない?』とか、トリミングして迫力出したのも私が助けましたよーーー。」






麻友
 「はい。ありがとうございました。たくさん助けてもらい、過去のアルバムも引っ張り出して……選ばれた写真たちです。こうでもない、あぁでもないと試行錯誤の末!!完成。色んなところにこだわりがありますから!」

友美
 「もっかい言うけど、ほぼ助けたからね。」

麻友
 「はい。」

えりか
 「おお。友ちゃんの助けもあって選ばれてる写真たちなら、間違いない!!楽しみ楽しみ。えりか、全然見てないから!!気になるぅ。はやく紹介してよ!!」

麻友
 「お任せあれではまず、表紙から紹介!!」

えりか
 「待ったーー!!麻友ちゃん、紹介したらどの写真が選ばれたか分かってしまうから、楽しみ減るやん!!カレンダーを買えるの楽しみにしてくれてるお客様にネタバレになっちゃう!!」

麻友
 「そうそう。いいことに気が付きましたねぇぇ。そんなことは、もちろん気が付いてますよっ。そこで今回は、写真は使わず、紹介していきます。」

友美
 「ん、どうするん。写真なしやと厳しくない??言葉で説明?無理があるか。」

麻友
 「おっ。さすが先輩方。目の付け所が鋭いですね。えっへん。ここで、麻友画伯の登場。」

えりか 
 「え、麻友ちゃんって絵得意だっけ?倖奈ちゃんとか何人か得意そうな人はイメージあるけど、麻友ちゃんいける???」

麻友
 「おお。また鋭い着眼点。絵は、不得手中の不得手の自覚はあります。
が!!!ま、それはそれでいいかな~ということで、惜しみなく私の力作を公開してみます。では!いってみましょうーー」



麻友
 「じゃじゃーーん!!カレンダーの顔!!ともいえる表紙には、これが選ばれました!!」

えりか
 「ん。。。なにこれ、あーーっ。あぁ!!わかったわかった!あのシーンね。麻友ちゃんの画力、想像をある意味上回ってきたわ。なんとなく今後の想像もついてきた。」

麻友
 「まぁまぁ。画力は不得手と初めから言ってますから、いいのいいの。本題に戻り、YES!!あのシーンです。よかった~分かってもらえて。安心安心。」

友美
 「この恵美ちゃんの顔、好きなんだよねぇ。あ、でも、この通信読んでくれてる人は、写真はまだわからんのやった!」

麻友
 「です!!あくまで、今読んでくれてる皆様には、私の絵の情報しかないですからね。想像を膨らませてもらいましょう。
ジュリエットのこの「the・恋する乙女♡」って感じの表情がかわいいんですよ!
私としてはね、恵美ちゃんが、こんな感じの笑顔してるってね!珍しいと思うわけですよ。見てるだけでも、このシーンは、キュンキュンします。二人とも十代の初恋を表現してますからね~。」

友美
 「ロミジュリは、ベガホールでしたのが初演で、この時は2回目だったんだよね。」

麻友
 「ベガホールのとき、観に行きましたよ!!しかも、当時、稽古場でのリハーサルも見学させてもらったんですよ!!!当時中学生だったんだけど、今でもそれ鮮明に覚えてます。あとはね、友美先生が当時心配してくれたことがあったんです。」

えりか
 「心配??見学するのに心配とかある?」

友美
 「そうそう。ロミジュリではね、街の男女もみんな日常としてキスシーンが普通に出てくるわけよ。ロミオとジュリエットのピュアさをより強調するためにも、ベローナの街の人たちは、普通にしてるの。それを中学生の麻友ちゃんが見たら、びっくりするんちゃうかなと心配した。そんなこともあったわ。」

麻友
 「イェス!でも、なんかねそんなどころでは無くって、なんというかエネルギーに圧倒されたのを覚えてます。街のシーンのみんなで並んで組んで、パドシャして分かれて……って踊りあれが印象的やった!」

えりか
 「なるほど、すごいピンポイントやなぁ。私、ロミジュリは、まだ出たことないんだよなぁ。出たいぞーーー。いろんなシーンがあるけど、人の生死もたくさん出てくるし、色々こだわりのシーンも多そうだね。」

麻友
 「うんうん。他にもね、この作品のいい写真は多かったんです。ひとまず表紙にはこれが選ばれました!と……こんな感じでどんどん紹介していきます!!」


えりか
 「おおお。これも、好き!!」

麻友
 「よしよし。順調に伝わってて安心。これは、「リーズの結婚」よりワンシーンです。リーズ役の倖奈ちゃんの表情がなかなかいいんですよ。あとは、単純にね、リーズの指が『1』ってしてるので、1 月にぴったりなのです♬」

友美 
 「伝わってはいるけど、なかなかにほんまひどい絵やで、これ。まぁいいけど。
倖奈のこの写真は、ドンキのフライヤーでも使われてるからね!」

えりか
 「えっ??そうなん??……わ!!ほんまや、この写真が切り抜かれてたとは。」


麻友 
 「そうそう。『へぇー!この写真なんですね!!』ってドンキのフライヤー出来た時に先生に私言った記憶ある!そのくらいなんか、いい表情というか自然なお芝居なんでしょうね。」

えりか
 「待って待って!!いい表情って言えば、奥にいるコーラスの力さんもすごいいい!!なんか写真としては、ピント全然あってないけどさ、好きな彼女が色々一人で想像してる様を遠くから見てる彼っていう絵がすごい!!伝わってくるわ。」

友美
 「うんうん。なんかマヌケな感じにも見えなくもないのに、なんかいいんだよねぇ。このコーラス。
『リーズの結婚』は、笑いあり、涙ありの作品だからね~。ほかにも、捨てがたい
写真はいろいろあったけど、最終的にこれがノミネートされたんだよね。」

麻友
 「そうそう。今回は、選ばれなかったものの中にもいいのが色々ありましたもんね。楽しい作品だし、いろんな人の気持ちがよく見える作品だから、いい表情の写真も多いんですよね。」

えりか
 「リーズっていつだっけ?第18回公演かぁ。あ……と言うことは、あ!コロナで延期になったときやね。」

友美
 「そやね。だいぶ前な気がするけど、そんな時やったわ。」

麻友
 「直前までリハーサルはしてましたもんね。延期になったとはいえ、たまたま夏にもホールを押さえてたから出来たので、結果として色々ツイてたってことですよね。」

友美
 「うんうん。夏になることで、キャストもどうなるか?みんな予定空いてるのか?とか色々先生は心配もしてたけど、無事出来たもんね。」

えりか  
 「全幕でのエトワールは、倖奈ちゃんもこの時が初!だったんだよね。」

友美
 「ほんまや。そうなるか。」

麻友
 「なんかもっと前からしてそうやけど、そうですね。そんなこんなで、この写真が選ばれました。そろそろ、次へgo!!」



麻友
 「最新公演の『ドン・キホーテ』よりです。」

えりか
 「ほうほう。なるほど。これが来たか。」

友美
 「麻友の絵では、トレアドールのカッコ良さが1ミリも伝わらん!!!ドン・キホーテといえば、『トレアドールがやってくる!』が重要だからね。かっこよく描いてほしかったわ。」

麻友
 「まあまあ、そう言わず。この絵のポイントは『ムレータの躍動感』をテーマに描いたんで、いいんです。そこは。『トレアドールがやってくる!』これは、新聞(ドン・キホーテの時の公演パンフレット)の1面にもバーーンって載ってますからね。」



えりか
 「麻友ちゃんあえてマントではなく、ムレータというあたりに、新聞隅々まで読みましたアピール入れてくるやん(笑)
トレアドールが街に来るって??どんな?って何回も言われたよね。SMAPが街に来るようなもんや!!と何回も。そら、地元にSMAP来たら……キャーーってなるもんな。スーパースターたちってことやもんね。
男性たちは、マントの扱いが難しいってみんな苦戦してたもんねぇ。マントを自宅に持ちかえって、練習した男性も多いとか…。」

麻友
 「そうそう。あとはね、ポイントはピンク色のタイツです。これは、本場の闘牛士がピンクのタイツはいてたりするから、それに倣ってこの色にしたんだって。」

えりか
 「そうやったん!!それは初耳やったわ。」

麻友
 「みたいですよ~ちなみに、公演の時は、マチネとソワレでタイツの色を変えていたみたい。このピンクのタイツは、ソワレのときだけ履いてたらしいです。そろそろ、次の月!」




えりか
 「おっ!!これは、割とわかりやすい絵だね。ここで、これが来たかー!!」

友美
 「3月まで来たんだよね、ん、なんかさ……」

えりか
 「友ちゃんどうしました?」

友美
 「なにってさ、カンパニーでこぼこってバレエ団なんだよね?」

えりか
 「はて?はい、そうですよ。」

友美
 「その割には、バレエポーズみたいな写真があまりにもないから、心配になってきてん。」

麻友
 「なるほど。それはですね、写真選定の時にも議題にはなったんです。色々協議したんですが、1か月間飾っていて見飽きない物を!ということで選び抜かれた子達なので、そこはご安心ください。そして、まだ今は3月。ここからまだまだ続くので、いろんなタイプの写真が登場します!」

えりか
 「ほぅほぅ。色々試行錯誤して決めたんだね。」

麻友
 「ですっ。」

友美
 「手柄のように言ってるけど、だいぶ助けて決めたからね!!!」

麻友
 「はい。そうやった。この3月の写真も、その一つ。『なんかもっとええのないんか?』と先生に言われて、友美先生に見つけてもらったんです。」

えりか
 「いやぁぁ、これは、本物の人形かと思ったよね。」

麻友
 「です!!人形役って自分でもしたことあるし、人形になりきってるつもりだったけど、佐藤智美さんのを見たときは、驚きました。」

友美
 「どの役しても、ほんと“そう”にしか見えないから、智美さんはすごいよね。」



※ご存知ない方のために……
智美さんとは、「佐藤智美」さんです。
英国スコティッシュバレエ団でプリマ・バレリーナとして活躍。
脇塚とは、留学時代に知り合ったそう。
カンパニーでこぼこの公演にも、何度か出演されています♪

麻友
 「過去でこぼこで踊ってくれた作品どれもほんまに、別人になってるからすごいです。」

えりか
 「うんうん。このくるみの時は、人形と金平糖だったよね。アダージオのラストのバッチュのとこは、鳥肌!!(足を反対の足の足首に細かく連続で打ち付けるような動きのことを言います。気になる方はぜひ、ブルーレイをご購入ください♪)」

麻友
 「うぉぉーーー!ってなりました。ちいさな身体なのに、大きな劇場の中でも存在感ありまくりでした。」

友美
 「このくるみの時は、西宮芸術文化センターでやったんだよね。そうやそうや。15回目の公演やったもんね。」

えりか
 「あーーっ!大事なこと思い出した!!この時初めて!!フルオーケストラの演奏で公演したんや!!!」

麻友  
 「ほんまや!大事なこと忘れてた!!ここから、6回守山先生にお世話になってて、次のシンデレラでもう7回目のフルオーケストラ演奏での公演ですよ。」

友美
 「もうそんなになるんやなぁ。あっ、オーケストラの方たちの名前、パンフレットに漏れがないか確認しなきゃ。」

えりか
 「友ちゃん、突然事務のこと考え始めましたねぇ。大忙しや。次行こっか。」

麻友
 「はい!!では、次は4月。」





友美
 「麻友ちゃんのひどい絵でもわかる。このフォルムは!!」

えりか 
 「優くんの登場ーー!しなやかなグランパドシャ。優くんならもうちょっと足開いてると思うから、この絵では良さが半減してるわ。」

麻友
 「はぁーい。確かにそうですね。優くんは200度開いてるから足りないか。このコッペリアは、記念すべき!!優くんのエトワールデビューの回だったんですよね。」

友美
 「そうそう。あんな小さかった優くんがすっかりエトワール……。感動。
だし、あとはこの時もコロナで急遽前倒し公演をした時。あの時は、『えっ!!明日が本番?!?』ってなったなぁ。今となっては、あの経験もパワーアップにつながった気がする。」

麻友
 「でしたね。確かに2幕の舞台稽古かな?の時に、お客様に入ってもらっての公演は出来ないかもってなって、舞台稽古の出番の本当1秒くらい前まで友美先生が各所に連絡をしてたのは印象的。先生から、『明日、急遽本番をすることにします。明後日の当初予定の日はライブ配信をします。』と舞台稽古の合間で伝えられた時は驚いたけど、でこぼこパワーアップに繋がった出来事ですね。」

えりか 
 「この時は、BASE(インターネットショップです。でこぼこのオリジナルグッズなど売ってます!https://studiomisia.thebase.in/)から、たくさんの寄付もいただいたんだよね。」

友美
 「うん。そうそう。ありがたかった。コッペリウスのおじいちゃん役だった先生が、無観客公演のあと『お金がありません!!助けてください!!』とライブ配信で呼びかけたら、総合を超える応援をいただいたんだよね。振り返ると色々あるもんだよねぇ。『コッペリア』は、この時が4回目の再演。すっかりレパートリー作品。どのシーンにもこだわりは詰まってるもんね。」

麻友 
 「主役のスワニルダとフランツ以外のカップルにもいろんなストーリーがあったりもするし。私はあの時は、『普通の王道カップル』として存在するために色々したなぁ。あの曲の待ってるときのポーズにはこだわりがあって……」

えりか
 「よし。なんか長くなりそうだから、次の月行こうか。」

麻友 
 「わ。色々こだわりあったのに……。よーーし!5月!!」



えりか
 「ん、これなに?これまたひどい絵。こんな写真あったっけ?左の女の人の髪の毛とかなんかもうホラーなくらいひどい。」

麻友
 「髪の毛ね、難しかったんです。変なひじきみたいになりました。まあまあ、そこはご容赦いただくとして……そう!よく気が付きました!これは、このカレンダー作成にあたり、新たに過去のアルバムの中から見つけた写真なんです。」

友美
 「そうそう。これええんちゃう?!?って去年のドン・キホーテのアルバムの中から、発掘。」

えりか
 「ドンキ……あー!!占いのとこか!」

麻友
 「そうそう。3人ともなんかいいんですよ!この写真。ジプシー美晴の大人な色気もよし。バジル優くんのそんなジプシーにうつつ抜かしてる感じもよし。キトリの恵美ちゃんがそれに『なんやねんっ。』ってなってるのもよし。」

友美
 「ここのシーン、一瞬やけど結構練習してたもんね。『占いのシーン全然あかん!!様にならん!!!見えてこない!!』ってまぁまぁ先生が言ってた記憶。」

えりか
 「そんな事もありましたねぇぇ。結局、ベテランの美晴ちゃんがやることになったんですよね。最終的に、カレンダーに選ばれるようなシーンになったんだから、花丸!!」

麻友
 「イェス!ドンキは、周りのいろんな人たちのお芝居やストーリーが細かく進行し続けてますからね。2幕のバルセロナのシーンの
幕開きなんかは、幾つ目があっても足りない!!シーンの一つです。同時に何個もストーリー進行してるから、もうわけわからん!!です(笑)」

友美
 「そのわけわからん!!が良さなわけよ。どんなシーンやろ?って思った方……じゃーーーん!!!なんと!YouTubeでセリフ解説付きの動画見れます!!https://youtu.be/e0_jVdxYXW8?si=w-_BGH6Guz5-4tvK」

えりか
 「なんとっ!これ、文字でセリフ解説されてるし、めちゃめちゃおもろいやん!!」

麻友 
 「ね。こんな感じで、ずっとストーリーが各々続いてるから、おもしろいですよね。」

 



麻友
 「一年の真ん中まで来ましたよーー。」

えりか
 「もうそんなに来たんか。色々あるから、楽しいわ!!ベンチに座る女の子で、ふくれっ面……描きたい写真は分かったけど……全然可愛さが伝わらん。この写真のふくれっ面な顔、元の写真、結構可愛いやつやんな。おかしいなぁ。手も、ほおづえ付いてるはずやんな。複雑骨折してるみたいな事になってる……。」

麻友
 「うーーん、ですよね。私も、この写真は好きなんですよ。なんかふくれっ面加減がかわいくて。でも、絵で表現は不可能でした。手を描くのも、難しいのは実感。どうやったら、うまく描けるんやろ。
絵では全く良さを伝えられなかったので、カレンダー実物を見てもらいましょうーー。
その良さを少しでも伝えるために絵を描いてるから、いいんです。絵が下手なほど、実物の価値UP!!!!」

友美
 「なんかはちゃめちゃな理論やな。まぁええか。恵美ちゃん、登場する写真ごとに全然表情違うねぇ。さすがや。このふくれっ面でも、成立する中山恵美子。恐るべし。美人がゆえに成立するんやろうな。私がしたら……」

えりか
 「そら、恵美ちゃんですから!!話変わるけど、このスワニルダの衣裳、かわいいよね!!えりか、この衣裳着たことないねんなぁ。着てみたい。」

麻友
 「私ねぇーー、2色+スワニルダの計3着着たことあるんですよ。ふふふふ。」

えりか
 「くぅぅ。この衣裳は、でこぼこ第1回公演のときから使ってるよね?お友達役のみんなの色がバラバラなのがかわいいんだよねぇ。」

友美
 「うん。厳密にはね、第一回公演のちょっと前にあった舞台から使ってるねん。やからもう……この衣裳も20年選手!!」

えりか
 「ほぉぉ。そんなに長いこと使ってるのかぁ。ベテラン選手や。そんだけ年数経っても、かわいいってすごいよねぇ。今度、コッペリアするときには、何色着れるかなぁ。わくわく。」

麻友
 「あ、もう着れる前提ですね。私はねぇ、次はピンク着てみたいかなぁ。」

友美
 「ピンクの座は、まだ譲る気無いからっ。」

えりか
 「麻友ちゃん、友ちゃんに勝つのは難易度高いで。頑張ってねぇ。今度のシンデレラでも、いろんな衣裳あるもんね。新作や、デコレーションされたやつとか、安定の衣裳とか色々。えりかの好きな衣装はね、あれとあれと……」

麻友
 「そしたら、7月!」

 


麻友 
 「7月ー!!夏真っ只中!に選ばれたのは……」

えりか
 「何がえらばれ……うぉー!!これはもしや!」

麻友
 「です!えりかっちの初登場。」

えりか
 「うんうん。麻友ちゃんの絵からは、かっこよさも勢いも全くわかんないけど、この写真好きやねん。」

友美
 「この写真は、倖奈が見つけてたよね。『この3人の、良くない?勢いあるよ!』って。」

えりか
 「おおぉ。倖奈ちゃん、ありがたやーー。ここまで選ばれきてる写真の中でも確かに勢いあるし、いい役割になってるよ、うん。」

麻友
 「真ん中の美晴ちゃんの美しさ。なんというか『美』。かっこいいー!こういうところが、美晴ちゃんの魅力。どうやったって、私には出せないからね。」

えりか
 「確か、この公演の時は『フラれる美学』とかを追求してた気がする。この踊りの前にあるお芝居のシーンも、コッペリアでは重要だもんね。」

友美
 「このかっこいいジプシーの美晴ちゃんが、フラれてわたしが選ばれるシーンだからね。」

麻友
 「このシーンの良さをわかってもらうには、『コッペリア』をやっぱり見て貰うしかない!!」

えりか
 「だね。もちろんトータルとしては、見てもらいたい!だし、暑い夏の7月にこれはぴったり!!で良いチョイスや。」  






えりか
 「あれ、8月は2枚あるの?これ、おんなじ?」

麻友
 「よーく見てください。」

えりか
 「あ、なんかちょっと違う。細かいとこがよく見たら違う。麻友ちゃんの絵だと、間違い探しレベルやけど。」

麻友 
 「えーっ。結構気に入ってるのに。この絵。」

友美
 「この月だけ、2枚コラボレーションにしたんだよね。おんなじシーンの写真があったから。おもしろいかなぁ、って。そして、記念すべき親子でおんなじ役。これは、感慨深い。」

えりか
 「特別コラボ!!いいね!!!このシーン、男子たちいつも全力で楽しそうだよね。女子のえりかが、このシーンをやる日は来ないよなぁ。ここするときって、少年の心に火が付くんやろな。バレエで野球シーンあるの、絶対早々ないと思うもん。男子たちいつもめちゃ楽しそうやもん。にしても、力さんと優くん、もうほぼおんなじやん。さすが親子。髪の毛の色が違うくらいや。」

麻友
 「伏せてしまってて分かりにくいけどコッペリウスもなんともかわいらしい。からかわれてるのに、本気でダッシュして『アウトーーっっ!』って言われて、なんともかわいいおじいちゃん。」

えりか
 「でこぼこコッペリアは、なんともコッペリウスが愛らしんだよねぇ。コッペリアを作った経緯なんかも、前回第19回公演ではちらっと垣間見えたりもして。(でこぼこ通信号外2号「エピソード0」で紹介してます♪♪)」

友美
 「4回も上演してたら、おんなじような感じにもなるのかと思ってしまうけど、毎回フライヤーデザインも全然違うし、キャストが違うから、作品が出来上がっても全然違うしね。」



麻友
 「フライヤーだと19回公演のときのは、一見普通に、スワニルダとフランツが立ってるだけに見えて、よく見たら段ボール人形だったりしますもんね。毎回こんなにいろんなアイデアが浮かぶのがすごいーー。次に、コッペリアするときはどんなんになるか楽しみ楽しみ。」

えりか
 「うんうん。さてさて、次は9月ね。」

 


麻友
 「9月ー!」

えりか
 「これまたなかなかにひどい絵。無理やり分かってあげられるけど、だいぶ難易度高い。」

友美
 「座ってる人の絵は、皆目書けないみたいだね。」

麻友
 「そうなんですよ!まっすぐ以外のものは難しくて……」

えりか
 「まぁいいや。恵美ちゃん再び!!前の登場の時も、ふくれっ面だったりしたけど、今回もまぁなかなかな表情。「あぁぁ?!?」って聞こえてきそう。めちゃめちゃ嫌そうやもん。ここのシーンこんな顔を恵美ちゃんがしてたとは、ちゃんと見てなかったわ。」

麻友
 「元々が王道の美形ですからね。ムカツいてる顔しても、見てられるのがすごいとこです。ふくれっ面も、ムカついてるのも見てられる人って、なかなかいませんよ。」

えりか
 「だね。『シンデレラ』では、お互いに相手をムカつせられるかを日々練習してますよ。ねーーっっ妹の友ちゃん♪」

友美
 「本気で腹立ててもらえるように、がんばらねば。」

麻友
 「ガマーシュもいい味出してるんですよ!さっきからキトリにばかり注目してるけど。こんなに鬱陶しがられてるのなんて、全く気にせずキトリに話しかけてる入り込み様なんて流石です。永山さん。」

えりか
 「うんうん。永山さんの役のスイッチ入った時っていうのはいいんだよねぇ。このガマーシュも、めちゃ似合ってたもん。」

友美
 「ガマーシュも、『ドン・キホーテ』には欠かせないキャラクターだからね。3幕ではちゃんとガマーシュにも素敵な相手が見つかるからね。よく作られた作品だわぁ。で、この写真のシーンの後は、セキジリアのシーンね。」

えりか
 「YES!!!ドン・キホーテといえばセキジリアってくらい練習しますもんね。あとは、クラップ(タンバリンを叩いたり、手を叩くこと)もなかなか大変だった記憶。」

麻友
 「クラップ覚えるのは、苦戦しましたね。みんな。黙々とクラップだけ練習したことも。あとは、スカートふりふりしてクラップの代わりにやることあるじゃないですか?あれって、結構印象残るみたいなんですよね。観に来てくれたお客様が、「こんなんしてたね!!」って真似するのはだいたいスカートふりふりです(笑)「今年はないの?スカートふりふりするやつ。」と聞かれました。」

えりか
 「ほぉーー。確かに、見たら印象的な動きなのかもね。今回シンデレラではスカートふりふりはないなぁ。何が印象的なシーンになるのかなぁ。わくわく。」



 

えりか
 「ほぉぉぉ。なに、この絵。」

麻友
 「あのシーン。作品の中でも結構心に訴えるシーンです。」

友美
 「この絵で分かってもらうのは無理しかないかと……」

麻友
 「まぁ、確かに……。『ロミオとジュリエット』の中のワンシーン。マキューシオの死んでしまったところなので、かなり心情的に訴えるというか……そんなシーン。」

えりか
 「ふむふむ。なんというか重たいシーンだよね。でも、こういうシーンの写真こそ、でこぼこらしさを感じるよねぇぇ。真ん中のロミオはもちろん大事。なんだけと、周りで見てる人たちの感じがいいんだよね。」

友美
 「踊ってる写真ではないけどね。でも、だからこその良さがあるんだよね。昔でいうと、第2回公演『ジゼル』の時の狂乱のシーンとかもそうなんだけどね。ガヤ(メイン役ではなく周りで芝居してる人を指します)がいい味だしてるのよ。」



麻友
 「そうでしたよね!!あの写真も好きです。今回のロミジュリで、左端に立ってるのは私ですね。今回作ってるカレンダーでは初登場です。登場出来て良かった。。。昔の第一弾カレンダーでは、奇跡のオレンジショットで登場してたからねっ。」 

えりか
 「話ずれてるからね。この写真の良さを語ってたんだけど……」

麻友
 「あっ。すみません。ついつい……」

友美
 「このシーンで言うと、もう息絶えて横たわってるけどマキューシオ役も重要だからね。原作の「ロミオとジュリエット」を読み込んで、研究してどんな風に死ぬのか?と模索もしてたからなぁ。」

麻友
 「そういう色んな役のいろいろが積み重なって、一個の作品が出来てるって事ですよね。」

えりか 
 「そうそう。そんなこだわりがっ!!みたいなのが色々あるからこそ!ね。」

友美
 「さてそろそろ、次は?」



麻友
 「はいっ!これ!」

えりか 
 「開脚して、座ってる人がいるということは分かる、ね。うん。」

麻友
 「大まかにはそれであってます。細かくは、全然ちゃいますけどね。」

友美
 「細かくは全然ちゃうって、それを伝えられてないその絵が問題ね。まぁ、ええや。これは、『リーズの結婚』よりワンシーンね。」

えりか
 「あーっっ!アラン!のとこか。後ろにいるのは、シモーヌ?難易度たかっ。」

友美
 「もうさ、このアランの愛らしい感じがトータルとしてめちゃめちゃいいんだよね。このシーンは、呆然とした顔してるんだけど、トータルとして愛らしい。かわいいのよ。」

麻友
 「そうなんですよ。私的には、はじめに登場したときは、ちょっと変な子なんかな?と思ってしまうんだけど、その後も見てるとピュア!なんですよ。リーズのこと紹介されて、好きになって。彼にとっては、それだけ。シンプルなんだと思います。」

えりか
 「うんうん。で、このシーンは、そのアランが衝撃を受けてるシーンだよね。」

友美
 「このあと続く芝居も、いいのよ。なんか泣けてくるんだよね。」

麻友
 「でも、最終的には彼も彼なりのハッピーで終わるから、ほっこりするのがこの作品のラスト。彼のようにピュアに生きよう。変にひねくれてるばっかりやから、上手くいかないのかも。あれもこれも……。」

えりか
 「いきなりの反省モード。シンデレラに向けて、連日大詰めに近くなってきてるリハーサルだからね。ダメ出しも色々あるし、反省も多いのでしょう。頑張れ、麻友ちゃん。私も頑張るわ。さてさて、ラストの12月やね!」




えりか
 「おおおお。ひゃっほーー。これは、わかった!!」

麻友
 「お。伝わりました?」

えりか
 「そりゃあ。これは、『くるみ割り人形』のフリッツや!!」

麻友
 「この写真をオススメしたのは私なんですよーー。」

友美
 「いや、これは麻友のオススメというより「そらそうやん。」って感じでノミネートしたから、大して麻友のおかげではないかと……」

えりか
 「まぁまぁ、えりかのために揉めないでー。しっかし、これはいい写真です。」

麻友
 「フリッツはもちろんだけど、これも周りのガヤが良いシリーズです。後ろで、フリッツを見てるお友達やママパパたちの反応。このシーンも、当時どんな反応なのか?って色々しましたもんね。」

えりか
 「うんうん。このシーンもだけど、家系図も作って、家族とか友達の細かい設定とかも決めてやってるからね。これも、くるみにおいてはキーになるよね。」

友美
 「15回公演のときは、ボーイズ(友達の男の子役)したんだけど、どのメンバーもそれぞれ色々キャラクター際立ってて、今になって見直してもなかなかおもしろいねん。」

麻友
 「こんなお芝居してたの!とか、ここにこんな風にキャラクター出してるの!とか見たら色々発見がありました。双子の設定だったちっひーと友紀ちゃんペアとかも色々流石でした。見ているお客様の何人が気づいたんだろう?みたいな細かいとこまで作り込むから、いいんですよね。」

えりか
 「流れ星のシーンとかもあったね。思い出したわ。友ちゃんのボクサーになりきりっぷりも、かわいかった。」

友美
 「ひひひ。これ読んだだけやけど、どんなシーンか分からんやろうし、「くるみ割り人形」もみんなに見てほしいねぇ。見てもらいたいの多すぎる。」

えりか
 「うんうん。麻友ちゃん、これで終わりだね。終わりの締めをお願いしまーす。」

麻友
 「チッチッチッチッ!まだ終わりませんよ。でこぼこオリジナルカレンダーですから。さーーて!次!」




えりか
 「????なんで?カレンダーって12月で終わるよね?ん???」

麻友
 「ヒントをあげましょうーー。いつも、我々は、1月のことなんて言ってます?」

えりか
 「えーーっと、13月。大掃除が1年の締めくくりってしてるから。大掃除終わって、年明けってしてるよね。ここ近年。」

麻友
 「そっっ!!なので、13月まで2025年なので13月まで作りました。」

友美
 「『というアイデアを先生にもらったので、そうしました。』とちゃんと真実を伝えましょうね、麻友ちゃん。」

麻友
 「もぅぅ、言わんといてくれたら良いのに。」

えりか 
 「そういうとこでいい格好しないのが大切って日々学んでるはずなんだけど……」

麻友
 「あ。そやった。人間性があかんねん!!と日々学んでるんでした。反省反省。」

友美
 「よしよし。というわけで、13月ね。」

えりか
 「ほうほう。また最後までわけわからん絵やな。」

麻友
 「これは、『眠れる森の美女』のラストシーン。もう間もなく緞帳が下りる最後の最後のシーン。」

えりか
 「なんとなく、最後にふさわしい感じする。なんとなく直感的に。」

麻友
 「そうそう。なので、選びました。このシーンは、すごく簡単に言うと、妖精たちにみんながありがとうって伝えてるシーンです。」

友美
 「すごく大雑把に言うと、そうだよね。プロローグから始まって、ずっと『妖精』と『人間』の関係が重要な作品だからね。そこにこだわって作ってるもんね。」

えりか
 「うんうん。妖精とは?って一晩語れるもん。」

麻友
 「一晩……まだまだ及びません。そして!!『妖精』はね、今回のシンデレラでも肝になるんですよ!!!!」

えりか
 「!!!こないだその話したんだよね。」

友美
 「そんな風に考えられるのか!!と目から鱗だったのと、色々楽しみになったよねぇ。」

麻友
 「ですよーーー。ワクワクします。」

えりか
 「シンデレラと王子だけじゃなくって、色んな役が色々な役割あるもんね。」

麻友
 「よーーしっ。カレンダー紹介はこのあたりにしておきますね。」

えりか
 「麻友ちゃん、ありがとうーーー!!今回の号では、麻友ちゃんの絵の下手さが分かったのもあるけど、カレンダーそのものがめちゃめちゃ楽しみになった!!」

麻友
 「でしょでしょ。だって、もう写真を載せてしまったら、どんなのかわかるから面白くないでしょ???そう考えたら、この絵たちを先に見ておいてから、カレンダー本物を見たら、ギャップに感動です!!」

友美
 「だね。カレンダーそのものは、いいのになってるもん。毎月色んなシーンで、カラーも色々だから見飽きないしね。」

えりか
 「うんうん。これは毎月楽しみです♪」

麻友
 「このカレンダーは、当日ロビーにて販売します!!!なので、ぜひ!ご購入ください!!売上絶好調なのを願いつつ、この号をおしまいにしまーーす。残り3週間切りました。最後まで!頑張ります!!

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